当院の内視鏡検査について

内視鏡検査を多くの方に受けていただくために

胃がんや大腸がんの早期発見には、定期的に内視鏡検査を受けていただくことが不可欠だと当院では考えています。内視鏡検査は近年、機器の進歩や技術の洗練によって大幅に苦痛が軽減しています。経験豊富な専門医が、それぞれの患者様に合わせて丁寧に検査することで、不快感を最小に抑えて苦痛が少ない内視鏡検査を行っています。

当院では鼻からの内視鏡検査を導入しています。経鼻内視鏡検査は、先端部外径約5㎜という超極細のファイバースコープを導入して、咽頭反射を起こす部分に直接スコープが触れることがなく、不快感がほとんどありません。

大腸内視鏡検査についても、同様に痛みや不快感がないようさまざまな工夫を行っています。大腸は圧迫されると痛みを起こしますが、大きく曲がりくねっていて、その形状には個人差があります。当院では、熟練した専門医が形状に合わせて大腸を圧迫しない高度な挿入手法を用いた検査を行っています。また、当院では医師のデリケートな手元の操作を正確に先端へ伝える最新の内視鏡スコープを用いていますので、痛みを起こしにくい検査が可能です。

大腸内視鏡検査ではもう1つ、腸内をきれいにして見落としのない検査をするために下剤を検査前に服用します。この下剤は腸管洗浄液と呼ばれるもので、午前中に服用して頂き、服用後2時間ほどは頻回の下痢になりますが、その後落ち着いてきます。通常、この下剤服用は落ち着いて過ごせるご自宅で行っていただき、排便が落ち着いてからの午後にご来院いただいていますが、下剤の服用にご不安がある場合などは、院内で下剤の服用も可能です。

内視鏡スコープの検査後の洗浄は感染対策において極めて重要です。当院ではオリンパス社の最新の洗浄機であるOER-6を導入しています。安心して内視鏡検査を受け入ていただける体制を整えております。

オリンパス最上位機種の内視鏡システム

世界の消化器内視鏡分野で7割を超えるシェアを誇るオリンパス社の最上位内視鏡ユニット『Evis X1』を導入しています。

早期発見に不可欠なクリアで高精細な観察が可能な内視鏡システムにより、鼻からの胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査を楽に受けていただけます。

内視鏡洗浄機

Evis X1

経鼻内視鏡

経鼻内視鏡（拡大）

内視鏡検査の保険適応に関して

胃内視鏡検査であれば、

• お腹の症状、食欲低下、胸やけなど症状がある方
• 過去の検査で定期的なチェックが必要と指示された方
• バリウム検査など健康診断での二次検診の方

大腸内視鏡検査であれば、

• お腹の症状、慢性下痢、血便などの症状がある方
• 過去の検査でポリープなど定期的なチェックが必要と指示された方
• 大腸がん検診などの二次検診の方

上記に該当される方は保険適応で検査可能です。

上記該当なく、健康診断目的の場合は自費診療となります。

上記に該当ない場合であっても事前の診察結果により保険が適応できるケースがありますので、ご不明な点は一度ご相談ください。

当院の内視鏡検査　費用

胃内視鏡検査（初診の場合）

大腸内視鏡検査（初診の場合）