睡眠時無呼吸症候群とは
夜間の睡眠時に呼吸が一定期間止まってしまう病気です。
その状態が無治療で長期間続くと、集中力の低下や高血圧・糖尿病、心臓・脳血管障害といったリスクが高まります。下記症状に該当する方は注意が必要です。
当院では、自宅で行う簡易的な検査をすることが可能であり、必要に応じて治療であるCPAP療法(持続陽圧呼吸療法) を行うこともできます。気になる症状などある方はご相談下さい。
睡眠時無呼吸症候群によくある症状
- 眠っているとき
- いびきをかく
- 息が止まる
- 呼吸が乱れる
- 何度も目が覚めてトイレに行く
- 起きているとき
- 居眠りが多い
- 記憶力・集中力の低下
- 怒りやすくなる
睡眠時無呼吸症候群に関して、詳しい説明は以下リンク先を参照して下さい。
- メディシス株式会社 SASページ
- https://medisys.jp/business/sleep-products/sas/
- 株式会社メディカルケア SASページ
- https://www.mcare.co.jp/sleep/sas/index.html
診断・治療の流れ
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査
自宅でも取り扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように仕事や生活して頂き、寝ている間にできる検査です。
手の指や鼻にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べます。
この検査は睡眠時無呼吸症候群を簡易的に判断する検査であり、結果の重症度によって、直接治療へ進むこともありますが、より詳細な精密検査(入院による検査)が必要となる場合があります。必要に応じて専門医療機関をご紹介させて頂きます。
CPAP治療
CPAP療法 (Continuous Positive Airway Pressure)とは、機械で圧力をかけ空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。
中等~重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に有効な治療法として現在、欧米や日本で最も普及している治療方法です。
重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さんにおいて、CPAP治療を行った場合、治療無しの場合と比較して予後の延長が報告されており、CPAPの効果が証明されています。CPAPを使用すると、多くの患者さんが使ったその日からいびきをかかなくなり、日中の眠気も軽快することが期待できます。